山口県には、美しい景色や歴史的な観光地が数多くありますが、中でも一の俣温泉観光ホテルは、その名の通り、西日本随一の美肌湯を誇る宿として知られています。
こちらのホテルでは心温まるおもてなしと贅沢な温泉を堪能してきました!

一の俣温泉観光ホテルとは?
一の俣温泉観光ホテルは、山口県の中でも門司港の近くに位置する温泉宿です。
その最大の魅力は、なんといっても美肌効果が高いとされる温泉!
泉質はナトリウム塩化物泉で、お肌をしっとりと保湿し、しみやシワの改善にも効果的と言われています。
また、温泉街の静かな環境と心温まるおもてなしも、宿泊者に幸せなひとときを提供してくれます。
「美肌の湯」って?
ところで、一の俣温泉観光ホテルのような美肌の湯をうたっている温泉とはどんな泉質、効能の温泉なのでしょうか。
山口県の一の俣温泉観光ホテルのお湯は、アルカリ性単純硫黄温泉(pH10.0)で、無色透明、ほのかな硫化水素臭が特徴です。この高いアルカリ性により、肌がしっとりすべすべになる美肌効果が期待できます。
泉質の特性から、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、慢性皮膚病、慢性婦人病、糖尿病などに効果があるとされています。
出発は下関から!
14:25発 下関駅
| 330円
14:45着 小月駅
(20分) 1時間15分待ち
※スーパーアルク 小月店にて晩御飯購入
16:00発 無料送迎バス
(40分)

まずはJR下関駅からJR小月駅まで。「おづき」と読む!



線路沿いを道なりに歩くと、スーパー「アルク 小月店」に到着。
ここで、地酒と晩御飯を購入した後、小月駅前まで戻るとすでに迎えのバスが到着していました。
実は今回の旅行先を諸般の事情により、急遽この宿を選びました。
下調べもあまりせず、正直不安のほうが大きかったお宿選びですが、結果は意に反するほどいいお宿でした!

バスに揺られること約45分。乗客はなんと私ひとり。
貸切状態の車内で、陽気な運転手さんとの会話を楽しんでいるうちに、あっという間に目的地へ到着しました。
今回宿泊する 「一の俣温泉観光ホテル」は近隣の「一の俣グランドホテル」と同系列の温泉宿ですが、どちらもインバウンド対応はしていないとのこと。
実は行きのフェリーでは、海外からの観光客のマナーに少し辟易していました。
大浴場では湯船の中で体を洗う光景も見られ、心からくつろげる雰囲気ではなかったのです。
そんな経験があったからこそ、この静かで落ち着いた温泉宿にたどり着き、ほっと胸をなでおろしました。
そして、ホテルの社長がインバウンドをやらなかった理由を聞き、深く共感しました。
「一時的な利益を追うのではなく、10年後の日本を考えた決断だった」とのこと。
確かに、短期間で収益を上げることは可能かもしれませんが、それによって本来の日本らしい温泉文化が失われてしまっては本末転倒です。
このホテルには、そうした信念のもとに守られた「静けさ」と「日本の温泉文化」があります。
たった一泊の滞在ですが期待が高まります!
ホテル前にはずらりと並んだ車が。金曜日ですが、お客さんは多いようです。

フロントで一通りの説明を受けて、まずはお部屋へ。





荷物を置いたら暗くなる前に、お隣の一の俣グランドホテルへ。


一の俣温泉グランドホテル ~温泉~Ph10のとろっとろの美肌湯







切りえがとても素敵だったので、パチリしてしまいました。



館内は広く、お風呂に到着するまでに地元小学生のお礼のお手紙(林間学校?などの旅行でこちらを利用されているようです)などがあり、お風呂以外にもお楽しみが。
またこちらは「一の俣観光ホテル」にはない「打たせ湯」があります。
お写真はネットで検索してみてください!
広々とした露天風呂をしばし独泉させていただきました。
お湯は内湯より熱めでしたが、この季節にはちょうどいい温度でした。
内湯も熱すぎず冷たすぎず。
いつまでも入っていたくなるほどの適温で、時間を忘れるほどゆっくりと温泉に浸かることができました。

【素泊まり】~食事は済ませて風呂三昧~ ビジネス利用も大歓迎!(チェックインは21時まで対応)ルームツアー
では戻って夕食です。
12月上旬に予約し、12月13日に一人で宿泊。¥13,915 円(消費税込)の素泊まりでお世話になりました。
部屋を開けた瞬間、あまりの広さに声がでてしまうほど、素敵なお部屋!




十分に温泉を堪能した後、部屋へ戻ると、目に飛び込んできたのは 冷水のサービス。
助かる~!
お風呂上りで、喉カラッカラでしたので!
湯上がりの火照った体に、ひんやりと冷たい水が染み渡ります。
これぞ 日本のお宿の心遣い!派手なサービスではないけれど、こうした さりげないおもてなし こそが、日本の旅館の魅力だと改めて実感しました。
食事のあとは、観光ホテルのお風呂へGO!
エレベータで1階へ。


まるで化粧水!とろとろの泉質に感動


一の俣温泉の泉質は、pH10.0という高いアルカリ性単純硫黄温泉。
このとろとろとしたお湯は、まるで化粧水のように肌に吸い付くようで、入浴後はお肌がすべすべになるのを実感できます。
実際に私も入浴してみて、その泉質の良さに感動しました。
お湯に浸かった瞬間、肌が柔らかくなるのがわかり、湯上がり後も潤いが持続します。
まさしくこれぞ「美肌の湯」!
一の俣温泉観光ホテルには、広々とした大浴場と開放的な露天風呂があり、ゆったりと温泉を楽しめます。男女入れ替え制なので、時間帯によって異なる浴場を体験できるのも嬉しいポイントです。
まるでシルクに包まれるよう…女性を癒す極上の泉質
一の俣温泉の泉質は、pH10.0という高いアルカリ性単純硫黄温泉。とろとろとしたお湯は、まるでシルクに包まれるような、今まで体験したことのない優しい肌触り。
九州の温泉は、力強く、時に男性的な印象を受けるものもありましたが、一の俣の湯は、とにかく優しい。
湯に触れた瞬間、肌がふっくらと柔らかくなるのがわかり、湯上がり後も、本当にしっとり感が持続するんです。
「まるで化粧水のよう」と表現されるのも納得。
「美肌の湯」として知られる一の俣の湯ですが、その効果は女性だけのものではありません。
高いアルカリ性のお湯は、疲労回復や筋肉痛、神経痛などにも効果が期待できます。
仕事で疲れた体を癒し、明日への活力を養うのに最適です。
実際に私も入浴してみて、湯上り後には体が芯から温まり、疲労感が軽減されたのを実感しました。
これはまさに、男性にもおすすめしたい極上の温泉です。

さて、毎週金曜日は1階フロントのカフェスペースにて、クラッシックギターのコンサートがあるそうで、お風呂上りに私も参加させていただきました。
なんでも、有志の方が毎週金曜日に来てくださるそうで、常連さん?とおぼしきお客さんも一緒に歌ったり、、、ととてもアットホームなイベントでした。

小さなお子さん連れのご家族もいて、始終和やかムードで皆さんと合唱しましたよ。
これが一人旅の私にはとても楽しめる、いいイベントでした。
部屋に一人でいても寂しいときがあるのでね~









「一の俣温泉観光ホテル」は快適に過ごせる宿ですが、そういえば館内に製氷機がないことに気づきました。
今回は食事なしのプランだったため、氷が必要になる場面がありましたが、食事付きプランを利用する方は部屋で飲み直すことも少ないかもしれません。
そのため、特に不便を感じることはないかもしれませんが、お酒を楽しむ方にとっては氷が欲しくなることもあるでしょう。
今回は寒さもあり、氷を購入することはありませんでしたが、必要な場合はフロントで相談してみるとよいかもしれませんね!
ほたるの里
一ノ俣温泉観光ホテルのある下関市豊田町は、豊かな自然に囲まれた地域で、日本有数のゲンジボタルの生息地として知られています。
「ホタルの里」として名高く、毎年6月にはホタルが飛び交う幻想的な光景が広がります。
この時期には、木屋川でホタル舟が運行され、川下りをしながら無数のホタルが舞う風景を楽しむことができます。
毎年6月になると、町全体が幻想的な雰囲気に包まれます。
日が落ちると、あたりはほの暗い闇に包まれ、そこへ無数のホタルの光がふわり、ふわりと舞い始めます。
この時期には、町を流れる 木屋川で「ホタル舟」 が運行され、川下りをしながらホタルの乱舞を楽しむことができます。
近隣のホテルの予約はお早めに。
毎年、川下りもすぐに満員御礼になるそうです。
温泉で心と体を癒し、夜はホタルが舞う幻想的な風景に包まれる—— ここでしか味わえない贅沢な時間 が、一の俣温泉観光ホテルにはあります。
自然と調和した、静かで穏やかな旅。こんなひとときを求めて、また訪れたくなる場所でした。
翌日は9:40amにホテル前から送迎バスにて小月駅まで送っていただきます。
昨日とは違う運転手さんでしたが、この方もとってもお話し好きの楽しい方で、行きと同様、到着までの時間があっという間でした!(笑)
女一人旅、車がなくても十分訪れることができ、下関など周辺の観光スポットも楽しめます。
これまで温泉のお湯の質を気にしたことはありませんでしたが、今回の素晴らしい泉質を体験し、今後の温泉選びの参考にしようと思いました。本当に素晴らしいお湯でした。
今回は素泊まりでしたが、次回はぜひ食事も楽しみたいと思います。そして、次は蛍の季節に訪れ、さらに違った魅力を満喫したいです。