映画

【2024年最新】夏だ!ホラーだ!アマプラで観れるホラー映画オススメ10作品をご紹介!

ホラー映画なら一年中ウェルカム!な私が、面白かった!と思う10作品をご紹介。

残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―(2016)

【あらすじ】
小説家の「私」のもとに、女子大生の久保さんという読者から「今住んでいる部屋で奇妙な音がする」との手紙が届く。
好奇心に駆られた「私」と久保さんは調査を開始。
すると、マンションの過去の住人たちが引っ越し先で自殺や心中、殺人などの事件を起こしていた事実が明らかになる。彼らがなぜ“音”のする部屋ではなく、別の場所で不幸な末路を迎えたのか。
「私」と久保さんは作家の平岡芳明、心霊マニアの三澤徹夫、「私」の夫・直人の協力を得て、数十年の時を経た壮大な戦慄の真相に辿り着く。
しかし、それは新たなる事件の序章に過ぎなかった。
すべての事件をつなぐ【穢れ】の正体とは何か。驚愕のラストまで、目が離せない展開が待ち受ける。

このホラー映画は盛り上がりに欠けるものの、ミステリーのような淡々とした構成が特徴で、ホラー映画としては異色です。
豪華なメインキャストのおかげで、B級映画にありがちな下手な演技による違和感はありません。
怖さは控えめですが、禁忌を破ると恐ろしいことが起こる現実感が描かれています。
原作小説を読まずに視聴しましたが、一般的なホラーの決まりごとはなく、ウイルスや病気のように理不尽かつランダムに恐怖が感染する点が他のホラー作品とは異なります。
そのため、マンションや土地は心霊物件とはならず、終盤の怒涛のホラーも視聴後に自分にも何かが起こるのではないかと思わせる余韻があります。

仄暗い水の底から(2002)

【あらすじ】
「リング」の原作者鈴木光司と監督中田秀夫が手がけるグランド・ホラー「至高の恐怖」が、あなたの脳髄を震撼させる。
松原淑美は幼少期を思い出す。幼稚園で迎えに来る親を待つ中、取り残される自分。
母親は自分勝手だった。
淑美は家庭を大切にし、子を思う母になろうと決意するが、現実は夫とうまくいかず離婚調停中。
それでも子供への愛情は変わらない。
親権を主張し、自立のため新居を探し始めた淑美と娘の郁子は、何か不気味な雰囲気のマンションにたどり着く。
湿気、水道水の異様さ、雨漏り、子供の足音が響く。
そのマンションでの生活を始めたある日、郁子が屋上で赤い子供用のバッグを見つける…。

これ、初見は劇場でした。
まぁ怖かった。。。じわじわくる、というか。
なんていうか、全体的に暗い。
「湿っぽい」という表現がぴったりです。
血しぶきやグロテスクな描写がなく、ホラー映画が苦手な人にもおすすめ。
シングルマザーの苦悩や子供への深い愛情、古びた団地での生活苦が丁寧に描かれ、怖さよりも悲しみが先行する珍しい作風です。
音響効果も緻密で、特にエレベーターシーンや終盤の不穏なBGMの微音が印象的。
結末は後味悪く、じっとりとした恐怖を感じさせる作品です。

コンジアム(2018)

【あらすじ】
YouTubeの人気チャンネル「ホラータイムズ」は、一般参加者を募り、コンジアム精神病院への潜入を計画する。
多くの都市伝説があるこの心霊スポットを探検し、その模様をライブ中継しようというのだ。
主宰者ハジュンを隊長とする7人の男女は、カメラやドローン、電磁検出器などを持ち込み、深夜0時に探索を開始。
100万ページビューを目指すハジュンの巧妙な演出もあり、サイトのアクセス数は順調に伸びていく。
しかし、院長室やシャワー室、実験室、集団治療室を探索するうちに、予期せぬ怪現象が続発。
次第に悪夢の迷宮と化した病院内で泣き叫びながら逃げまどう隊員たちは、ついに“402号室の呪い”の真実に直面することに……。

心霊スポットを探検したらマジで恐怖体験するハメに~!
っていう作りは今風、話は昔からあるある、な映画。
パターンやツボを押さえた標準的なホラー映画ですが、廃墟好きやホラー好きには楽しめる内容でしょう。
この手の映画によくある安っぽい作品と比べれば丁寧に作られていますが、廃病院の由来や院長に関する噂、その真相が作中であまりきちんと回収されていない点は残念。
全体的には勢いと雰囲気重視で「細かいことは気にするな」という、韓国映画にありがちなおおらかな展開の映画でした。
一人より友達同士で観るのにちょうどいいかも。

哭悲/THE SADNESS(2022)

【あらすじ】
台湾は長らく風邪のような軽微な症状を持つウイルス“アルヴィン”に対処してきた。
しかし、ある日このウイルスが突然変異し、人の脳に作用して凶暴性を助長する疫病が発生する。
感染者たちは罪悪感に涙を流しながらも衝動を抑えられず、残虐な行為を次々に行い、街は殺人と拷問で溢れかえる。
そんな暴力に支配された世界で、生きて再会を果たそうとする男女がいる。
カイティンは感染者の殺意から辛うじて逃れ、数少ない生き残りと共に病院に立て籠もる。
彼女からの連絡を受け取ったジュンジョーは、一人で狂気の街を彷徨い始める。

台湾映画なのに監督・脚本はカナダ人のロブ・ジャバズ。
コロナ禍を経てパンデミックをテーマに製作されたそう。
この映画はゾンビではなく、欲望を抑制できなくなった人間が登場しますが、その描写はゾンビ以上にグロテスクでエグいです。
感染スピードが非常に速く、抗体がない人は全滅する恐れがあります。(どっかで聞いたことある話ですね)
ただ、感染者同士が連携して普通の人間を襲う点は説明不足であり、もう少し解説が欲しかったです。
台湾映画はあまり観る機会がありませんが、この作品は非常に完成度が高く、メイクや展開も洋画に引けを取りません。
グロい描写が多く、そういったシーンを楽しむ人には良いですが、グロが苦手な人やウイルス感染者の理性の残り具合が気になる人には向かないかもしれません。

哭声/コクソン(2017)

【あらすじ】
平和な田舎の村に、得体の知れないよそ者が現れる。
彼がいつ、そしてなぜこの村に来たのか、誰も知らない。
彼についての謎めいた噂が広まると同時に、村では家族を残虐に殺す事件が多発し始める。
必ず犯人は濁った目と湿疹で爛れた肌をしており、言葉を発することもできない状態で現場にいる。
村の警官ジョングは、事件の調査を進める中で、自分の娘にも同じ湿疹があることに気付く。
恐怖と不安に駆られながら、ジョングは事件の真相を探り始めるが…。

この国の宗教事情(キリスト教)がよくわからない日本人はピンとこない描写が多々あると思いますが、それぬきにしても楽しめる一作。
韓国映画ならではのダイナミックな演出も見どころの一つ(笑)
タイトルの“コクソン”ですが、、、
「あ~!(笑)そうか~」とすっきりしたのはレビューをみて知りました。

エミリー・ローズ(2005)

【あらすじ】
19歳の女子大生エミリー・ローズは、ある夜突然恐ろしい幻覚に襲われ、激しい痙攣を起こす。
自分に何かが取り憑いていると確信した彼女は、医学ではなくムーア神父に助けを求めることを決意する。
しかし、悪霊祓いの儀式の後、エミリーは命を落としてしまう。
やがて、ムーア神父は起訴され、裁判が始まる。
証拠として提出された悪魔祓いを記録したテープとエミリーが死の直前に書き残した手紙が、裁判を衝撃的な結末へと導いていく。

間違いなくホラー映画の傑作の一つです。実話がベースですが、あくまでベースです。この映画は、1976年に「67回も悪魔祓いの儀式を受けた女性」として知られるアンネリーゼ・ミシェルの事件をもとにしています。怖さよりも、悪魔祓いの裁判を描いた作品で、最後は感動的です。エクソシストものですが、エミリー役の女優の演技は秀逸で、他の俳優陣も実力派揃いです。演出や音楽も控えめでありながら効果的で、全体的にバランスの取れた作品です。

ヘレディタリー 継承(2018)

【あらすじ】
グラハム家の祖母・エレンが亡くなり、娘のアニーは夫のスティーブン、高校生の息子ピーター、人付き合いが苦手な娘チャーリーと共に悲しみを乗り越えようとする。しかし、自分たちがエレンから忌まわしい「何か」を受け継いでいたことには気づいていなかった。やがて奇妙な出来事がグラハム家に頻発し始める。不思議な光が部屋を走り、誰かの話し声が聞こえ、暗闇に誰かの気配を感じる。祖母に溺愛されていたチャーリーは、彼女が遺した「何か」を感じ取っているのか、不気味な表情で虚空を見つめ、次第に異常な行動を取り始める。そして、最悪の出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊する。想像を絶する恐怖が一家を襲い、「受け継いだら死ぬ」という祖母が遺したものの正体とは一体何なのか。

『21世紀最も怖いホラー映画』

ミスト(2007)

【あらすじ】
のどかな田舎町に暮らすデヴィッドは、妻と息子の三人で穏やかな日々を送っていた。ある日、激しい嵐が町を襲い、その翌日、家の近くの湖に深い霧が立ち込める。デヴィッドは不安を感じながらも、息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出かける。しかし、その霧は徐々に広がり、マーケットにまで到達し、ついには町全体を飲み込んでしまう。混乱するマーケットの中で、「霧の中で突然何者かに襲われた」と血まみれの男性が飛び込んでくる。

展開がわかっていても何度でも見てしまう面白い映画です。
登場人物にイライラしたり、ハラハラしたり。
最後は『あぁぁぁぁ!』と心の中で思わず叫んでしまう、バッドエンドが待ち受けていますが、自分が映画の中の登場人物ならどうする?と考えながら観ると、恐怖がさらにリアリティを増してくると思います。
これを観て「ポセイドン・アドベンチャー」を思い出したは私だけ?

ドント・ブリーズ(2016)

【あらすじ】
街を出るための資金を必要とするロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと共に、大金を持っていると噂される盲目の老人の家に忍び込む。
しかし、その老人(スティーヴン・ラング)は驚異的な聴覚を駆使して彼らを追い詰める。
明かりを消され、屋敷に閉じ込められた若者たちは、息を潜めて脱出を試みるが……。

この映画はホラーというよりサスペンス要素が多い作品でした。
ネタバレを避けた方が楽しめるので、多くを語らない方が良いでしょう。
物語は、大金を持っていると噂される盲目の老人の家に忍び込む若者たちが、驚異的な聴覚を持つ老人に追い詰められて、、、
しかし、単なる盲目の老人と思いきや、話は予想外の方向に進みます。特に女性キャラクターに関する展開は胸クソな内容なのですが、そもそも他人の家にドロボー目的に侵入してしまっているので、登場人物誰一人にも共感できませんでした。
ただ、ハラハラドキドキの展開は面白く、視聴者も鑑賞中は「ドント・ブリーズ」しちゃう映画です。

ウィッチ(2016)

【あらすじ】
舞台は1630年代、ニューイングランド(アメリカ)の荒れ地。
父ウィリアムと母キャサリンは、5人の子供たちと共に敬虔なキリスト教生活を送るため、森の近くに移り住む。
しかし、赤子のサムが何者かに連れ去られ、家族は悲しみに沈む。
父ウィリアムは、娘トマシンが魔女ではないかと疑い始める。
疑心暗鬼に陥った一家は、不可解な現象に見舞われ、次第に狂気の淵に落ちていく。
農作物の不作や息子の失踪など、不幸が続く中、家族は魔女の存在を信じるようになる。
魔女狩りによって家族が引き裂かれ、疑念と不信が増す中、邪悪な力が一家を支配しようとする。

-映画